いらっしゃいませ、寄り道 キャリア書店へようこそ!
このページでは、キャリア形成に効く本を紹介しています。
キャリアを考えることは人生を考えること。人の英知が詰まった本には、ジャンルを問わず人生を充実させるためのヒント、エッセンスが豊富にあります。
紹介しているのは、私が読んだことのある本のみ。人生の考えを深めるために有益な本を並べています。
本との出会いをきっかけに、人生やキャリア、そして自分について考え、行動を変えてみることの楽しさを、あなたに体験して欲しいと願って作りました。
仕事終わりや休みの日に、本屋さんを歩き回る感覚で、ぜひご覧になってください!
自己理解:内省・価値観・資質

堀江貴文さんが自己開示をしている本。幼少期から時系列に「自分」を振り返って言葉にされています。内容もさることながら、この本の自分バージョンを書いてみると自己理解が圧倒的に進むと思った一冊です。

自分を愛する、自分を大事にすることを理解するための入門書的存在の一冊。先に自分を愛で満たして、その後に他者も愛で満たす、愛のコーヒーカップモデルは一度知っておくべき考え方。自分を好きになると行動が変わります。おすすめです!

「自分にもそんな感情があるかもしれない」と向き合うきっかけをくれる本です。内面の奥底に隠された自分の本音、葛藤、弱さにズバズバと踏み込んできます。自分を深く、本格的に見つめ直したいときにおすすめの一冊。

「コンサルになりたい」のと「コンサルティングをしたい」のは別物。キャリア相談を受けていても、この区別がついていない人が非常に多いです。本書はこのような示唆を与えてくれます。その役職や職種を名乗れる自分に憧れているだけなのか、その仕事がしたいのか。これはぜひ、一人で考えるのではなく、対話をして紐解くことをおすすめします。

執着を手放すための考え方・やり方が詳しく書かれた本です。手放すのは必ずしもその対象者や対象物ではなく、そこに付随する自分の気持ちであるということが学びになります。本書を読んで実践してみると新たな気づきを得られる一冊です!

自分の欲求を思い出し自覚するためのヒントを与えてくれる本です。ニーチェ、福沢諭吉、宮沢賢治などに多大な影響を与えたアメリカの哲学者・詩人エマソンの教えが、対話形式で読みやすく書かれています。「自分が望むこと」を思い起こせる一冊です。
キャリア設計:キャリアプラン・働き方・スタンス・マインド

元トリンプ・ジャパン代表の鳥越浩一郎さんが書かれた残業についての本。残業をなくす取り組みよりも、後半に書かれていた「老後になってから老後のことを始めようと思っても遅い」というメッセージに共感。今から友人、仲間、家族との関係を育んでいこうと強く思った一冊。

自分の欲求にしっかり向き合い、命を燃やすような生き方ができているのか、と自問自答させられる本。何か物足りない・何か違うと思ったら、変わるきっかけをもらえます。

自分の生き方を取り戻すための本。自分の課題と相手の課題を分離する、これを知るだけでも心持ちが変わります。全部実践できるようになるかは別として、人生を自分のものにするために、まだまだできることはあると思える2冊です。

キャリアにおいて「試すこと」の意味を教えてくれる本。自分のキャリアに変化を起こしたい、変わりたいと思っている人に「試す」というヒントを与えてくれます。変わりたい・変えたいと思ったら、必要になるのが「行動」。行動の先に変化があります。「試す」という行動をしてみたくなる一冊です。

読むと一生懸命に仕事をしたくなる本です。仕事に限らず、一生懸命になることの素晴らしさを教えてくれます。20代の頃に読んだのを35歳で改めて読んでみました。気がつくと、この本から学んだエッセンスを実践している自分がいたことに気が付きました。熱いものを見つけたい人へおすすめ。
スキルアップ:ビジネススキル・学習・副業・転職

デザイン思考とは「新しい視点を提供すること」。おしゃれとかセンスとかそういう話ではない。それを端的かつ充実した内容をもとに教えてくれます。キャリア支援者としても、いちビジネスパーソンとしても強烈に一読をおすすめしたい一冊です。

この本をきっかけに「セレンディピティ」という考え方を知りました。自分が経験したこと、学んだこと・経験したことはすべて無駄にならない。いつ・どこでかは分からないが、何かの役に立つ時が来る。だからこそ、学びや意識的に生きることを止めない。「人生に無駄なんてなかった」と過去を肯定し未来に希望を持てる一冊。

「知的戦闘力を高める」ための学習法が書かれた本です。その力のネーミングがカッコいい(笑)。一朝一夕にできるような技法ではなく、だからこそすぐに廃れるものでもない。そんな力を得たいあなたに一読をおすすめします。

「言葉」の力を感じさせられる本です。広告のキャッチコピー集ですが、広告としてではなく本として読むと、様々な感情・想像・記憶が自分のなかで沸き起こります。出会う言葉はキャリア形成に影響を及ぼす大きな存在。言葉の力を仕事にしてきた人たちの叡智が詰まった良書です。

「センス」が何たるかを教えてくれる本です。センスって感覚的で持って生まれた才能的ものだと思われがちですが、そんなことはない。大量の知識・インプットからセンスの良さは始まるということが分かります。自分もセンスが良い人になれると思える一冊です。

ビジネスコミュニケーションの型をとても実践的に教えてくれる本です。「結論+根拠+たとえば」これで伝えたいことが相手に伝わるように話せます。法人営業時代にこの型で営業をするようになってから、資料作りが効率化され、提案力がグッと上がりました。伝える力の強化におすすめ。
人間関係:リーダーシップ・マネジメント・チームビルディング

最近の若者論はいつの時代にも話題に上がりますが、本書の最後に書かれている、何歳になっても現役で居続ける人が信頼を得るというメッセージには、時が経っても変わらず共感を得られる普遍性を感じます。自分もいつまでも心を燃やしながら生きていこうと思った一冊。

強みにフォーカスした育成を学べる本。大学院の教授が書かれた本ですが実例もあり大変読みやすく実践的です。経験に基づく学習・育成は実感を伴うので部下にも染み込んでいきやすいと感じます。強みにフォーカスすると言っても、致命的な弱みを放置するわけではない、という記載もあり細部にまで配慮が行き届いた本。部下の育成に1本の芯を持ちたい人へおすすめです!

「相手の目線で考える」ことを教えてくれる本です。人を動かすための前提であり第一歩となるのが、相手を知ること。私たちは、自分の常識や当たり前というメガネをかけた状態で相手と接しているという前提をもつことで、今までと違った気持ちや視点で人と向き合うことができるようになります。人とのコミュニケーションに変化を起こしたい人におすすめです!
ビジネス:会社・事業・経営戦略・トレンド

顧客のニーズを聞いて「お応えします!」とするのではなく、自分たちで問題を提起して共感のムーブを作っていく。経済合理性と倫理を両立するビジネスが必要な世界。一見相反する2つの要素を両立させるという問題は取り組み甲斐があります。キャリアを考えるにあたっても参考になる一冊!

三洋電機が上場廃止になり買収されるまでのプロセスを描いた本です。企業の栄枯盛衰を知ることはもちろん、第十章 転生「離職者再生工場」の可能性ーベビーバギーを作る生産技術者 はキャリアを考えるうえで必読です。

企業再生とは何か、それを担うプロフェッショナル集団の仕事とはどのようなものなのかを物語形式で教えてくれる本です。企業を再生するというのは、ビジネスの総合格闘技だと思います。あらゆる分野や領域に渡る知見・知識・経験・スキル・力……が総動員される営みです。勉強になると同時に、熱く仕事をしたくなる一冊。

会社という舞台から、人間とは・組織で働くとは、を考えさせられる一冊。誰もが知る大企業で何が起きていたのか、20年に及ぶ取材によって書かれたドキュメント。経営の勉強にもなり、自分の正義について考えるきっかけも与えてくれます。
健康:メンタルヘルス・体調管理・ストレス対処

摂取カロリーから消費カロリーを引いて、プラスだったら太る・0以下であれば太らない。このシンプルな考え方に基づいてダイエットが理解できる本。筋トレしただけではカロリーの消費は僅かだが、筋肉は一番カロリーを消費するものであるから、筋肉量を維持するために筋トレは有効など、大変理解しやすい解説がなされています。習慣の見直しにおすすめ!
お金:ファイナンス・投資・家計

とても分かりやすい!興味を持って軽く会計をかじった、くらいの人にとてもおすすめ!貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の3つを繋げて理解できます。個人的には特にキャッシュフロー計算書を理解が進みました。それにより、会社を見るときの視点が一つ増えたと思います。

コーポレートファイナンス(企業向け融資)がよく分かる本です。会社で融資の勉強会をしたときに、発表資料の参考書籍として大いに活用させていただきました。ファイナンスの基礎をリテラシーとして持ちたい人におすすめ。
精神:スピリチュアル・運・ヒーリング

「運」についての考え方を小説の形で教えてくれる一冊。運は運、思うがままにコントロールなんてできないけれど、自分の行い次第でその意味を変えていくことはできると思わせてくれる一冊。シンプルに面白くて読みやすいです。
未来:テクノロジー・進化

テクノロジーの進化により、自分が何人もいるような世界観が実現するようになるのではないか、という想像を膨らますことができる本です。アイデンティティをいくつも持てるってワクワクしますよね。
教養:リベラルアーツ・伝記・視野/視座/視点の転換・雑学

江戸時代、9代将軍徳川家重とその付き人である大岡忠光を描いた歴史小説。誰かのために人生をかけて尽くし、その思いに報いる。自身のキャリア支援者としてのスタンスとも共鳴した一冊。歴史をもっと学びたくなるきっかけも与えてくれます。

歴史小説を読んだのをきっかけに、日本史を改めて通しで勉強したくなり通読。歴史の教科書そのものからは、「個」すなわち個人や特定の学問・宗教・経済などについては深く学びきれませんが、「この人についてもっと知りたい」という学びの種を発見することに大いに役立ちます。初期の学び直しにおすすめ!

人間関係の束縛から自由になるためのヒントを得られる本。哲学の本ですが、家庭や愛、SNSなど身近な問題にも触れられており、実感をもって深く考えることができる一冊。哲学に触れてみたいが、いきなり古典はちょっと……という人にもおすすめ!

ニーチェ、福沢諭吉、宮沢賢治などに多大な影響を与えたアメリカの哲学者・詩人ラルフ・ウォルドー・エマソンが書いた論文集「エッセイ 第一集」(1841年)に収められているSelf-Relianceの全訳。自律した人生を送るためのヒントとなるメッセージが力強く綴られています。個人的には、一貫性に束縛される必要はない(過去に言ったことに縛られる必要はない)という教えが、大変強く染みました。自分を信じて生きたいと思う人へ、おすすめです!

孔子を始めとした東洋の哲学者のエッセンスをもとに、人生をいかに生きるのかを考えさせてくれる本。ともすると私達は、本当の自分や真理を探し、それらが不変であるかのように多くの「前提」を作り出してしまいがちです。そのような固まった思考から自由になれると感じる一冊です!