二刀流を目指そう思ったときに読む記事|目標を一つに絞らなくても良い理由。

キャリアの考え方

キャリアや目標を考える時、何か一つに絞りたいけれど、どちらも追いかけたくて決められない。そう思ったことはありませんか?

私も昔から、どちらかを選ぶというよりは、両方できることに憧れて、両立することを追いかけてきました。非効率だと分かっているのに、二つとも追いかけてしまう……。合理的か否かはさておき、これはもう性分だと思います。

目標を達成するには、やることを絞った方が効率がよく、近道なのかもしれません。
しかし、二つのことを諦めずに追いかけるからこそ、得られるもの・見えてくる世界もあるのです。

  • 目標を一つに絞れない。
  • 優柔不断な自分が嫌。
  • 二つのことの両立を目指して頑張っている。

本記事は、そんなことを感じているあなたに、「両方やってみればいいじゃん!」というメッセージを伝えるものです。

両立、つまり二刀流を目指すことで、視野・視点が広がる、バランスが取れた人になれる、人の気持ちを想像できるようになる、苦悩する体験ができる……など、たくさんのことを得られます。

ぜひ、読んでいってください!

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二刀流を目指すことのメリットとデメリット。

これまで色々なことの二刀流を目指してきた経験から、そのメリットとデメリットをまとめました。

二刀流を目指すメリット。

  • 視野・視点が広がる。
    例えば、勉強とスポーツの両立を目指すと、勉強の面白さとスポーツの面白さ、両方が理解できます。どちらか一方だけを頑張るのでは分からなかったことに気づくことができます。
  • バランスが取れた人、という最高の個性が手に入る。
    例えば、理屈と感情の両面で納得してもらうことを目指すと、対人関係でのバランス力がある人になれます。「言っていることは正しいけど、言い方が嫌」という状態から、「言っていることも正しいし、言い方も適切」という評価を得られます。
  • 想像力が身につく。
    例えば、成功と挫折の両方を経験すると、成功している人と挫折した人、両方の気持ちを実感をもって想像することができるようになります。挫折は、目指してするようなことではないかもしれませんが(笑)。
  • 苦悩する体験ができる。
    二刀流を目指していると、どちらかに決めたほうが合理的ではないか、どちらかに決めて頑張っている人がまぶしく見える、周りからは無理だと言われる……など、葛藤や迷いが生じることがあります。それらの感情と向き合い、苦悩しながらも両立を目指す体験は、他に代えがたい自信や強さを与えてくれます。

二刀流を目指すデメリット。

  • 専門性を磨く方が良いのではないかと不安になる。
    例えば、自分はこれを捨ててこれに特化する、と決断できている人は、意思が強く輝いて見えます。そういう人を見ると、自分は優柔不断ではないかと不安になることがあるかもしれません。
  • 一つのことに投下できる時間が半分になる。
    単純計算で、目標が二つあると一つの目標に対して投下できる時間が半分になります。
  • 他人から無理しているように見られる。
    例えば、悪意がなくても「無理してないですか?」とか「どっちかに絞った方がいいのでは?」と言われることがあります。

これらのメリット・デメリットがあると整理しました。両方を踏まえたうえで、私は「目指したいのであれば、恐れずに両方目指したらいい」と考えます。

目指した目標の両方を達成できることも、もちろん素晴らしい体験になりますが、目指す過程そのものにもキャリア形成上大きな効能があります。二刀流を目指す中で経験する葛藤・苦悩・努力は、後に自信や発想力、他者からの信頼など、貴重なものを与えてくれるでしょう。

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二刀流を目指した体験事例。

実際に私が二刀流を目指した事例を紹介します。事の大小はありますが、いつも両方とも成したいと思いながら生きてきました。ぜひ参考にしてみてください。

強さと優しさの二刀流。

強くて優しい人である、これは私の人としてのポリシーです。生い立ちや新卒時代の悔しい経験から、この二つを両立させることを目指してきました。優しさなき強さは暴力・強さなき優しさはただのお人よし。

誰かに対して優しさを発揮して救おうとすると、そこには強さが必要です。強さがないと、無力で共倒れになってしまうんですね。完璧な両立を定義できるものでもないので、一生かけて探求していくのだと思います。

理屈と感情の二刀流。

これは、人の気持ちを動かすときに、大事にしている視点です。理屈上正しいこと、正論を伝えるだけで人の気持ちは動きません。言っていることが正しくて、気持ち的にもそうしたいと思って初めて人の気持ちは動きます。

この両方を実現するには、論理的な思考・コミュニケーションをする力、様々な情報や知識を仕入れておくことが必要です。一方で、相手にとって心地よい話し方・聴き方をする能力も磨き続けることが大事。このバランスが絶妙な人になりたいと思っています。

勉強と運動の二刀流。

学生の頃から、勉強と部活の両方を全力でやってきました。これには相乗効果があったと思います。大学受験の頃は、1日に12時間ほど勉強する日々を送っていました。それを支えていたのは高校野球で鍛えた体力と根性であったと確信しています。使える時間が少なくなるからこそ、スキマの時間をどう活用するかを真剣に考え、効果的な勉強をすることに頭を使うようになりました。

業績と心理的安全性の二刀流。

新卒で勤めた会社で、毎朝営業成績に関する怒号が飛び交う環境を経験しました。営業成績を挙げるのには心理的な負荷が不可欠であるような風潮でしたが、それにはずっと疑問がありました。「心理的に安全だと感じるからこそ、人は伸び伸びと能力を発揮し、成果も挙がるのではないか」と私は思います。

しかし、これも一歩間違うとただの「放任」や「甘やかし」でしかなくなってしまいます。チームをマネジメントしていた時にその絶妙なバランスに向き合いました。難しさを感じましたが、これからのリーダーの方々にも、ぜひ目指して欲しい世界観だと思っています。

絶頂とどん底の二刀流。

キャリアを通じて、色々なことが上手くいっていた絶頂期と何も上手くいかなかったどん底期を両方経験してきました。これは狙って両立する類のことではないと思いますが、良いとき・良くない時を両方経験したことで、色々な状態の人の気持ちを想像できるようになりました。

調子が良くない時の気持ちはもちろん、周囲からは調子が良いと思われている人でも内側に様々な感情や葛藤を抱えて戦っていることがあります。そういった気持ち・状態に想像力を働かせることができるようになったのは、二刀流を目指して成功も失敗も両方を経験してきたからこそだと思うのです。

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まとめ 二刀流を目指したっていいじゃないか!

最近は、色々なところで効率化、最適化、コストパフォーマンス、タイムパフォーマンス、などの言葉を目にします。より良い人生を送るために、最もよい時間や体力の使い方をしたいという欲求の表れで、それ自体はとても良いことだと感じています。

一方で、「最適ではないかもしれないけれど、両方とも目指してみたい」そんな挑戦があってもいいじゃないかと強く思うのです。

その意思と行動の積み重ねが、自信や個性の醸成に繋がり、最終的には幸せな人生を送ることに通じるのではないかと私は思います。

迷っている人、目指したかったら両方目指してみればいいじゃん!応援してます!

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