仕事を頑張るメリットとは?身に着いたスキルが実現する未来とは。

キャリアの考え方

今の仕事をしていて、「これって本当に意味があるんだろうか?」と感じたことはありませんか?

私のキャリアは新規開拓のテレアポ営業からスタートしました。当時はこれをやっていて何になるのか……と疑問を抱きながら仕事をしていましたが、営業スキルを磨いたことで思いもよらないキャリアの道が開け、自分の強みを確立できたと感じています。

この記事では、私の経験談から、今の仕事に打ち込む価値とメリットを伝えます。 今の仕事にモヤモヤを感じている方、キャリアに迷いがある方に、参考にしていただければと思います。


意味が分からず続けていた営業のテレアポ。

新人時代、私は銀行の営業店で働いていました。入社2年目に任されたのは、新規顧客へのテレアポ業務です。上司から渡されたリストに基づき電話をかける→アポが取れたら上司に引き継ぐ……というルーティンの繰り返し。

商談には上司が行くので、私の仕事はアポを設定するところまででした。

最初はアポが取れるたびに楽しさを感じましたが、日々同じ作業を続けているうちに、「自分がこれをやる意味は何だろう」と感じ始めました。手伝うだけで、成果を上げてもそれが直接自分の成長に繋がらないと思っていたのです。

このテレアポ業務が、後の私のキャリアを後押しする大きな力になるのですが、当時はそんなこと想像すらしていませんでした。


偶然の転機① テレアポをしていたからチャンスを掴めた。

人事異動で、それまで新規開拓を統括していた上司が異動になり、新しく着任した方が新規開拓の担当になりました。

その方が「お前も2年目だしそろそろ自分で新規回ってみれば」と言ってくださったのをきっかけに、自分でも新規開拓をするようになったのです。

私はそれまでテレアポをひたすらやっていたので、電話でアポを取ることに抵抗がありませんでした。

「アポを取って訪問すること」を繰り返しているうちに、徐々に成果が上がり始めます。「決算書をもらいました」「資金需要の話をいただきました」など、話の取っ掛かりをつかめれば、あとは上司に相談して物事を進めていきます。

それを繰り返すうちに、新規貸出の実績が挙がっていったのです。

さらに、新規開拓に取り組む中で工夫をするようになります。アポが取れた訪問先と支店の間のエリアの開拓先リストを作り、アポの帰りに飛び込みしながら帰ってくる、という方法を思いつき、訪問数を増やしていきました。

テレアポからの顧客に加え、飛込の顧客からも実績が挙がるようになり、3年目には支店内で新規開拓No.1の実績を挙げるようになっていました。


転職直後の大苦戦。

5年間の銀行員生活を経て、私は法人向けの求人広告営業職として転職をしました。当初半年は、新規開拓もしますが既存の引継ぎ顧客もあり、広いスタイルの営業を経験しました。

銀行から人材サービス(それも広告営業の部門)への転職、社風もビジネススタイルも何もかもが全然違いました。

業績面でもメンタル面でも苦戦し「転職したのが間違いだったかな、会社にもなじめないし、月曜日が来るのがしんどい……。」そんな気持ちで仕事をしていました。

偶然の転機② 身に着いた”CAN”が自分を助けてくれる。

転職半年後に転機が訪れます。「営業部門で新規開拓専門のチームを立ち上げる」という方針が打ち出されたのです。メンバーは有志、やりたい人が手を挙げて集まって作るというものでした。

ここで私は手を挙げました。

20名近くいる中で手を挙げたのは3名しかいませんでした。ここで手を挙げられたのは、「自分が新規開拓が得意である」というCANが、自分を後押ししてくれたからです。

それまで色々とくすぶっていたのが、新規開拓チームに入ってから実績を挙げられるようになり、同じチームだった方々のおかげで会社にもなじむことができました。

結果的に「月曜が来るのが嫌でない」という状態までマインドが前向きになったのです。


仕事を頑張るメリット。

仕事に打ち込むで得られる恩恵は、以下のようなものです。

  1. 自己成長とスキルの獲得
    今の仕事に打ち込むことで、その仕事から何らかのスキルが得られます。そのスキルをもとに工夫・改善を試みてみましょう。実績が上がって成長実感を得られます。
  2. 身についたCANが自分の助けになる
    仕事に打ち込むことで得たCANは、自分が会社や社会に提供できる価値を生みます。私の場合は「新規開拓ができる」というCANでした。これが停滞していた自分のキャリアをブレイクスルーするきっかっけになったと感じています。
  3. キャリアを切り拓く力になる
    CANをもとに作った実績が成功体験になり、違う仕事へチャレンジするための自信を持てます。私は今テレアポの仕事はしていませんが、転職直後の停滞期をCANによって乗り切ったことで、違うキャリアに挑戦する自信を得ることができました。

まとめ:未来の自分に感謝されるために。

新規開拓が自分のCANである思うことができたのは、他でもなく、新人時代の自分がテレアポを頑張ってくれたおかげです。

「何の意味があるんだ」と思っていたテレアポですが、それが新規開拓に行ってみろと言われたチャンスを掴む起点になり、新規開拓チーム立ち上げ時に手を挙げる自信を与えてくれました。キャリアを切り拓く原動力になってくれたのです。

当時は、まさか新規開拓でNo.1を取れるとか、転職した先で新規開拓を武器に実績を作る姿なんて、微塵も想像していませんでした。

繰り返しになりますが「あの時テレアポを頑張ったこと」が私のキャリアを作ってくれたと言えるのです。

仕事に打ち込むメリット それは未知の可能性を後押ししてくれることです。想像もしなかった姿に自分を導いてくれるかもしれません。

そうなればきっと、あの時に自分にありがとうと言ってあげられますよ。

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